今日から七十二候が立春の次候に変わり「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」ということで・・・
美しいさえずりで、ウグイスが春の到来を告げる頃になります。
ちなみにウグイスは「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれ、古くから梅の花とともに春の兆しとして愛されてきてますが、「ホーホケキョ」というおなじみのさえずりは、雌へのアピールのため雄のみのものだとか。
また、春本番とまではいかず、少し寒さが残る頃には「ホー…ホキョ!」「ホー、ホケ?」などうまくさえずることができず、「ぐぜり鳴き」と言われているそうです。
幼いウグイスはもちろん、ベテランのウグイスも春先はこの「ぐぜり鳴き」の状態だそうで、何度も練習して、ようやく美しいさえずりができるようになるみたいですから、なんだか愛らしいですね。
そして、どうやら「ホー」は息を吸う音で、吐きながらの「ホケキョ」がさえずりと言われているとのことで、興味本位で私も口笛で真似してみたところ、1回目は不発でしたが2回目からはけっこう上手に!笑
ちょうど先日、藁葺古民家の甦生から生まれた「結コミュニティ」の方がメジロの動画を送ってきてくれましたが、鳥の美しい音色や姿は、なにかと慌ただしい春の生活に癒しを与えてくれるように思います。
こちら「BA(場の道場)」の前の池でも、朝になると鳥のさえずりが賑やかなようですので、移ろう季節の小さな楽しみを逃さぬよう、ちょっと早起きして耳を澄ませてみようかと思います。
そして、口笛の真似に、雄がライバルだと勘違いをして、ちょっと威嚇しながら鳴き返してくることがあるみたいなので、ウグイスの声が聞こえてきたら、ゼヒとも試してみようと思います。笑
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子