先日、子どもが通う小学校の給食の献立表を見ていたところ、
“A5ランクの国産黒毛和牛が無償提供されます”
とあり、「最近の給食は豪華だな~」なんて思っていたのですが、どうやら学校給食提供推進事業の一環だったようです。
日本農業新聞 – 学給に和牛続々登場 需要新たに3000トン コロナ対策の農水省事業活用 (agrinews.co.jp)
飲食店の休業などで食材が大量に余ってしまっているのは耳にしていましたし、
余ってしまった料理などを安く手に入れられる、フードレスキュー系のアプリも実際に利用していますが、
給食は全国の子どもたちに向けて毎日提供されるものなので、生産者の大規模なお助けになるのではないでしょうか。
この事業では牛肉だけでなく、地鶏や果物、水産物も対象になるそうで、
こういった方法で食品ロスを少なくしたり、生産者を助けることができるのは,
提供する側もいただく側も、みんなが笑顔になるあたたかい事業だと感じました。
学校嫌いで好き嫌いも多い我が息子も、その日ばかりは給食を楽しみに学校へ行きました。
「こくさんくろげわぎゅう、おいしかったよ。A5のね!」
と、完全にブランドに釣られたわけですが、息子のような子どもにとっては学校を楽しみにするきっかけができたことは本当に有難いことです。
贅沢な話ですが・・・。
今回はコロナウイルスがきっかけとなりましたが、普段から食に携わる生産者や、流通の仕組み、生きもののいのち、そして毎日給食を作ってくださっている調理員さんまで、様々な角度から自分を支えてくれている存在がいるのだと、親子で一緒に考えていきたいと感じました。
今後も毎月様々な食材が無償提供されるそうで、せっかくの機会なので自宅でもその食材にまつわることから食育ができたらと思っています。
美化コーディネーター
眞田 由莉