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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

ひな祭りの室礼 ~2021年~

先日の勉強会のとおり、BAではひな人形を飾り、

 

◆懐かしい暮らし
http://www.caguya.co.jp/kurashi/34495.html

 

 

 

ひな祭りの室礼を行っています。

 

今回お盆の上では、人形(ひとがた)に体の穢れを移して海や川に流す、ひな祭りの由来ともなる「流し雛」の室礼を。

 

 

ひなあられと炒り米を混ぜたもので川の流れをつくり、そこに紅白の紙雛や、飾り蛤、金柑を盛り、川辺に菜の花が咲いている様子をしつらえていますが、今回の盛り物の意味はこちら。

 

人形(ひとがた):もとの形代(人の身代わりとなるもの)は、それで体をなでて自分の厄を移すものでした。

 

飾り蛤:二枚貝であり、一対の殻が他の殻とは決して合わないことにより純潔な女性の心を表し、その美しい精神をちりめんの布でくるんでいます。また、丸みを帯びた形からも女性を表します。

 

金柑:別称「姫橘」。ひな壇の「左近の桜、右近の橘」の言葉より橘の見立てとします。

 

菜の花:季節の花というだけでなく、菜種油を取ることから燈明の変わりとしても。今ほど医学が発達していなかった時代は大勢の子どもが亡くなり、菜の花は早世した子に手向ける花でもあります。

 

早いもので、2月も本日が最終日。ひな祭りももうすぐですから、感謝の心から季節の節目に厄を払って楽しみながら春を祝い、皆さんと健やかに過ごしていけたらと思います。^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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