昨年あたりから「なにか楽器がやりたいな」と思う中で、私が選んだ楽器は･･･石笛。笑

なぜこのようなマニアックな？ ものになったかというと･･･

最近出逢う方々の法螺貝の影響もあり、どこか原始的なものに興味があったのと、以前サックスに手を出した際に、その楽器の重さに持ち運びが大変だったことがあり、身軽なものを探していた結果、ポケットにも入りそうだったので。^^

ところが、いざ吹いてみると、この「ヒスイの石に穴がひとつ」と、つくりはとてもシンプルで簡単なのに、音を出すことさえ難しく苦戦中。

どうやらフルートなどの楽器は人間が吹きやすいように作られているのに対して、石笛はその形に人間の唇を合わせていくという、まさに自然の形に人間の方から近づいていくもののようで･･･たいした前情報もないままに手に入れたわけですが、なんとも奥深い楽器に出逢ってしまいました。^^;

そんな石笛ですが、先日の英彦山では、一緒にいた方々が法螺貝を吹いて楽しそうだったので、私も初めて外に持ち出して一緒に吹いてみることに。

すると、ひとりで吹いてもなかなか音が出ないのに、法螺貝と一緒に吹くと、不思議と音が出やすくなる感覚が！

石笛は、私が想像していたメロディーを奏でるような楽器というよりは、今のところ、たまに出るクリアな音を楽しむというかんじですが、

この「私が音楽を奏でる」というよりも、「石笛の澄んだ音をきかせてもらう」という感覚は、なんだか自然と謙虚さを教えてくれるようでもあり、最初に思った感じとは全然違うものの、それはそれでよかったのかもしれません。^^

かぐやかコーディネーター
宮前　奈々子