今日から二十四節気は「穀雨」が始まり、七十二候では「葭始生 (あしはじめてしょうず)」ということで、水辺の葭が芽吹きはじめる頃になります。
ちなみに葭は蘆、葦とも書きますが、「あし」が「悪し」に通じることから「善(よ)し」ともいわれ、昔から「よしず」や「すだれ」などに使われる身近な植物。今回移住予定の茅葺屋根にも使われています。^^
◆暮らしの一部
http://www.caguya.co.jp/kurashi/33581.html
そんな葦について調べてみると、葦はイネ科の多年草で夏に背を伸ばし、茎の高さは2〜3メートルまで成長し、秋には淡紫色の穂をつけ、美しく風になびく様子を楽しむことができるということですが・・・
「あれのことかなー?」と思うものはあっても、自信を持ってピンとくるものがなく、よくよく考えてみると、よしずやすだれなどは目にしても、実際に水辺に生えている葦を目にする機会はそんなになかったというか、あってもそこに注目したことがなかったような・・・^^;
また、葦はよしずやすだれ、屋根だけでなく、紙や生薬などにも活用してきたそうで、水に恵まれた日本では古くから稲刈りの後に葦を刈る様子が風物詩になっていたとか。
神話にもとづく日本の呼称「葦原の国」も、葦が生い茂っていることが由来とされている程で、日本人の暮らしをずっと昔から支えてきてくれた植物だと言いますから、せっかくですので自然豊かなこちら飯塚で、改めて水辺の葦にも注目してみたいと思います!
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子