先日、藁葺古民家で使う予定の桐たんすが届きました。
夜遅くに、福岡県豊前市にお住いの大工さんがわざわざ車で届けて下さいましたが、どうやらこちらの桐たんすは、大工さんのお母様のおばあ様の時代から使われていたそうで、もう100年以上前のものにあたるとか。昔は嫁入り道具にたんすや布団を持って行った・・・というお話もありますから、きっとそのようなものなのだと思われますが、「そんなに前から?!」と驚くほど状態もよく、本当に大事に使われていたのが伝わってくるほどでした。
翌日は天気が良かったので水洗いし・・・
その後乾いたら、柿渋塗料を2度塗りしました!
それにしても、こちらのたんすをよく見てみると、木の釘が使われている箇所や、鉄の釘で修理されている箇所、マイナスネジから今は主流のプラスネジに変わっている箇所など、その時代時代で修理されて大事に使われたいたことが分かります。
そして、大事にされていたからこそ、自然と「自分自身も大事に使わせて頂こう」という気持ちになるもので・・・
大工さんの話によると、ここ2年ほどは使っておらず倉庫にしまわれていたそうですが、この度貴重なご縁を頂き、またお手入れして使わせて頂けるなんて、ありがたいことです。^^
ここからあと何年使えるか分かりませんが、これから始まる新生活で私自身も大事に使わせて頂こうと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子