昨日の対談の中では、い草生産者の草野様のお話もありました。
◆一緒に取り組む
https://www.caguya.co.jp/kurashi/36815.html
草野様はい草が収穫できると感謝の気持ちでい草をお供えするそうです。
室礼の世界でも、盛り物を「飾る」とは言わず「供える」「盛る」「供する」などと言うことを、最初のお稽古で先生から教えて頂いた時、それまで私の日常にはない話し、知らない世界だったため、とても衝撃を受けたことを思い出しますが、
この「供える」というのは、神様や自然を含め大いなるものに対する礼、感謝、祈りの心を表現する行いとして、先人の方々がずっと大事にされてきたとても意味深いものだと改めて感じるものがありました。
色々なものが分断され、なかなか大きな繋がりが見えにくい昨今だからこそ、子どもたちが今よりも大きな繋がりの中での安心感を持てる機会、場、暮らしを取り戻せるよう、室礼を含め自分自身のできることを考え取り組んでみたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子