昨日、和楽に見学者が来られていた時に、10cm程にも見える大きなクモが出てきました!
その名もアシダカグモ。
少し調べてみると・・・クモの平均寿命が1年弱という中で、アシダカグモは3年から5年と比較的寿命が長いクモです。
ちなみに、世界の最高齢のクモは43歳だそうで、そんなに長く生きているクモがいると思うとビックリします。(しかも、そちらのクモは寿命というよりは、蜂に刺されて死んだそうで、何ともいえませんが・・・)
さすがに大きかったので、外に追い出してもらいましたが、このクモは益虫として昔から大切にされてきたそうです。
・・・・というのも、こちらのクモには毒性もなく、ゴキブリやハエなどの害虫を食べるそうで、実際にこのクモは外来種で、日本にやってきた理由は江戸時代にゴキブリ駆除のために輸入されたという説があるほど。
脚がとても長くてあまりのこわもてぶりに恐怖心が先立つものの、人間に益虫と重宝されるのは、人を襲うこともなく、夜行性のためほとんど気付くこともなく、クモの巣もはらず、更にはこちらのクモの消化液には強い殺菌効果があり、捕食した後の食べかすが病原菌になることもないからだとか。
調べれば調べる程、益虫感が増してきて「帰ってきてほしいかも?」とちょっと心が揺れる程です。(調子がいい・・・^^;)
和楽に住み始めてまだ数日ですが、虫が身近にいるため、虫への意識や虫との関わり方にも少しずつ変わってきているものがあります。少し気持ち悪かったり、こわい思いもしてますが、これも自然との共存のひとつとして、前向きに学び、逞しく暮らしていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子