昨日は室礼のお稽古(オンライン)がありました。
今回は、もうすぐ中秋の名月ということもあり「十五夜」をテーマに室礼を。
「和楽」の床の間での室礼でしたが、適した掛け軸がなかったので、今回は白秋の「白」の結紐をかけ、秋の収穫物をお供えしました。
また、月見といえばススキですが、そもそも月の神様の依り代は本来稲であるところを、稲穂は時期的にまだ早い年もあるため、代わりにススキが用いられているということでもあるため・・・今回は稲穂が用意できたのでそちらを。
そして、先生にパソコン越しで見て頂くと・・・
結紐が長いことや、依り代にお札をはさむのもよいこと、稲がそのままだと花生けのようになってしまうので、結ぶことで盛ることになることなどご指導を受け、それをもとに室礼をし直すことに。
結紐は、ひとつ結びだと長くさみしいかんじもあったので、もともとの「白」とお月様の色「黄」の紐も一緒に3つほど結び、引越し先の氏神様のお札を。また、稲穂も麻ひもで結びました。
結ぶという行いのおかげもあってか、なんとなく落ち着いたというか美しくおさまった気がします。^^
今年の中秋の名月は明後日9月21日。8年ぶりの満月にあたるそうなので晴れるといいですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子