今日は上巳の節供、ひな祭りということで和楽でも室礼をしています。
ひなあられの川の上に紅白の紙びなをのせ、私たちの穢れを一身に受けて消し去ってくれる「流しびな」には、自分自身や周りの大切な人たち心身健やかに暮らせるように願いをこめて形にさせて頂きました。
また、昼間には「BA(場の道場)」の室礼用に近くの土手へたくさんの菜の花を取りに。
そういえば母親も昔、ひな祭りに合わせて土手に菜の花を取りに行ってた・・・なんて話を思い出し、「同じことしてるなぁ」とちょっとおかしくなりました。^^
◆三つ子の魂百まで
https://www.caguya.co.jp/kurashi/20087.html
しかも今日は、2年前に他界した祖母の誕生日ということもあってか(生きていれば98歳!)、母だけでなくそんな祖母を想ったりもして、改めてご先祖様との繋がりを感じられる機会にも。
◆思い出を掘り起こす
https://www.caguya.co.jp/kurashi/20124.html
そう考えると、ひな祭りや誕生日、人生の通過儀礼など・・・節目節目で家族や親族にお祝いしてもらったことは、その愛情を通してしっかりと私自身の根っことなり、本当にありがたい思いがします。
ちなみにご先祖様は10代前まで遡ると 2,046人、20代前だと200万人を超えているといいますから、それぞれに大変だったであろう時代に、本当に多くの人がずっと命を繋いで下さって、自分は今ここに存在していると思うと、それだけで安心感や自信が湧いてくる感覚も。
そういう意味では、横の繋がりも大事ですが、そんな縦の繋がりを思い出させてくれる行事や室礼というのは、子どもを取り巻く環境としてもなおさら大事な気がしています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子