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和楽の藁

いよいよ英彦山の宿坊「守静坊(しゅじょうぼう)」の屋根を今のトタンから、本来の茅葺屋根に戻すということで・・・茅葺職人さんたちが熊本県の阿蘇から来て下さり、今日から3週間ほど飯塚に滞在しながらの作業が始まります!

 

 

「和楽(わら)」の屋根でもお世話になった茅葺職人さんたちで、先日、一緒に茅切り体験もさせてもらいましたが、

 

◆茅切り体験
https://www.caguya.co.jp/kurashi/40852.html

 

なんと、今回の「守静坊」の屋根には「和楽」の屋根裏に保管されていた藁も使おうと思っているとのことで・・・感動!

 

実は「和楽」には、甦生前に屋根裏に上がらせてもらった時にたくさんの藁が保管されており、

 

 

保存状態のよいものはまだ使えるということで、和楽の藁ぶき屋根に活用したのですが、

 

◆循環型社会
https://www.caguya.co.jp/kurashi/33596.html

 

残りは職人さんたちが持って帰られ、その後も隣町にある屋根などにも使われたりしていて・・・それがまた今回、守静坊でも使われるというのは、感慨深いものがあります。

 

人のご縁が繋がっていく幸せはもちろんですが、そうやって藁を通して繋がっていくご縁もまたイキというかオツというか幸せなもので、

 

そんな風に一見不要なものにも見えそうな昔の藁を大事に活かすことは、当時藁を切ったり保管してくれていた方々も藁たちもとても嬉しい話のように感じますし、職人さんの優しさや自然に対する敬意を含め、とても素敵だなぁと感じました。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子