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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

「端午の節供」の室礼 ~2022年~

明日5月5日はこどもの日、端午の節供ですね。

 

和楽では先月から「端午の節供」をテーマに室礼をしています。

 

 

まずは「子どもたちを災から守っていただけるように」の願いをこめて兜を。

 

こちらの兜は、新宿オフィス時代にはよく飾らせていただいてましたが、コロナで出社できなくなったりその後のオフィス移転などにより、しばらく出番がなかったので、3年ぶりの出番に兜もちょっと嬉しそう。^^

 

しかも、カグヤ起業時に顧問弁護士より頂いた兜ですから、この20周年の節目に飾ることができて私も嬉しいですし、おかげさまで「子ども第一義」の理念を意識する中での室礼となり、身が引き締まる思いも。

 

また、花器には庭のビワと小麦を。

 

通常、ビワは初夏に実がなり、昔から端午の節供に用いられ、めでたい果物として珍重されていますが、庭のビワはまだまだ実がなっていないので葉っぱのみ。旧暦の5月5日は1か月先ですからどうしてもズレを感じますね。^^;

 

そして小麦は、そのまっすぐのびる姿から「子どもたちが逞しくまっすぐに成長していきますように」の祈りをこめて。

 

 

更に、今回初登場の掛軸は、年末に叔母からいただいた掛軸のひとつ「五鯉躍(ごりやく)」です。

 

◆掛軸
https://www.caguya.co.jp/kurashi/39593.html

 

故事では「竜門の急流な滝を登りきった鯉は龍になる」といわれており、その立身出世の象徴でもある鯉が五匹描かれた「五鯉躍」は『ご利益』と通じています。

 

刻々と変化する時代の流れを感じる中、いつの時代も「子どもの幸せが世界を変える」と信じているからこそ、改めて子どもの幸せを願いつつ・・・

 

特に子どもたちには、どんな時代であってもどんな状況下でも心豊かに逞しく生き抜く力がますます求められることを感じますので、その視点から、自分自身が今取り組んでいる仕事、これからやろうとしていることに対しても、しっかり見直してみようと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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