食器を洗う｜株式会社カグヤ

今日も昨日に続き、「守静坊」の片付けを行いました。

片付けの最中は、長年の汚れやカビ、予期せぬ虫の出現などを前に、「うわー！」「むりー！」「気持ち悪い･･･」など、おそるおそる分別をしたりもしていましたが、

中には200年以上前のものなどもゴロゴロと！

ただ、貴重なものだとは分かってはいるものの、ここまで汚れているとついついゴミにしか見えないという気持ちも正直なところ･･･。

それでもそんな古い食器をいくつか洗っていくうちに、汚れがきれいに落ちて柄など鮮明に浮き上がってくるのを見ると、なんだか物の命が延びていくのを感じるというか、未来への希望が見えるというか、「捨てないでよかった」とどこか安堵感も。

物が溢れている時代に「物を大切に」というのも、頭で理解できても実際にはなかなか難しい話かもしれませんが、物を自分でつくったり、なおしたり、手入れをしたり、寿命をのばしたり･･･という体験が、その大切さを教えてくれているような気もしています。

かぐやかコーディネーター
宮前　奈々子

聴福庵