母の実家でもある広島の家。
昨年、祖母の三回忌も終えて家じまいということで、以前から片づけを含め色々と進んでいましたが、ついに解体工事となりました。
◆広島の家との別れ
https://www.caguya.co.jp/kokoro/45567.html
解体はちょうど今週中には終了するということでしたので、今頃はもう更地になっていることを想像するとやっぱり胸の痛みも。
ただ、母が他界した時にも同様に感じたことで、こうして目の前から消えてしまうと、ついつい失った方に目をむけてしまいがちですが、よくよく考えればたくさんのかけがえのないものを残してくれていることにも気付きます。
そして何と言っても、相続や家のことなどは、親族間で話がまとまらずにもめたり、中には絶縁状態になったりするなんて話もよく耳にしたことがある中で、
叔母を中心に残された親族みんなで意思を確認し合いそれぞれに尊重し納得しながら最善を尽くせたことは、本当にありがたいことだと感じています。
自分自身がいなくなることを考えても、それを機に残された人が争ったり傷つけ合ったりするのはとても不本意で辛いことだと感じるからこそ、ご先祖様の願いはやっぱり残された家族、親族が仲良く幸せでいることであり、更にこのことからしっかりと学び、次に活かしていくことだと感じます。
およそ80年となる祖父母の家から、たくさんのかけがえのない思い出と、貴重な教え、そして大きな問いをいただきましたので、代々の繋がりの中で自分は何を未来へと繋いでいけるのかを改めて考え、自分にできる行動をしていくことだなぁと感じるばかりです。
長きにわたって、本当にお疲れ様でした、そしてこれまで祖父母を含め家族を見守って下さり本当にありがとうございました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子