昨日は、落雁づくりを体験させて頂きました。
落雁自体、あまり馴染みもなく、勿論つくるのも人生初ということで、材料も作り方もろくに知りませんでしたが、材料はとてもシンプルで、砂糖と米粉と水。以上!^^
こちらのお店では、基本は砂糖:米粉が2:1と教えて下さったので、今回は砂糖(黒糖)100gに米粉が50g、お水を6ccをしっかりと計量し、
まず砂糖に水を入れてしっかり混ぜた後に、米粉を追加しまたまたしっかりと混ぜていきます。
そして、こちらもムラなくきれいに混ざったら、いよいよ型に。隙間ができないよう、しっかり押していきます。
そして、木を使い余分な粉を落としたら、
型を裏返し、木の棒で「カン!」と打ちます。
すると・・・
しっかり、菊型の落雁が誕生!
今回、私たちの「黒糖を使ってみたい!」という要望をきいて下さり、見たことのない地味色の落雁でしたが、全粒粉のチョコクッキーみたいにも見えて、かえっておいしそうなかんじ。^^
こちら、すぐ触るとホロホロと崩れやすいので、乾燥させてできあがりとなります。
ちなみに先生のは、色水を使ったきれいなピンクの梅模様です。
型は他の形や大きさなどもあって、色々試したくなりますね。
そして、木型はやっぱりかっこいい!
「型は、シリコンのものなら手軽に手に入るし、なくても例えば紙コップなどでもできますよー」と教えて下さいました。
そんなわけで、子どもの時の砂遊びを彷彿とさせるものがあり、とても楽しく参加させて頂きました。
この落雁は、葬儀やお盆、お彼岸などの行事でお供えする定番のひとつにあたるものの、いまいち親しみに欠けるものがあったのですが、今回自分でつくってみて、「お米」と「砂糖」というお供え物の最上の組み合わせということからも、本当に供物にふさわしいものだと実感することができました。
我が家には昔から神棚も仏壇もなかったからか、暮らしの中に供えるという文化はなく、私自身も室礼に出会うまでは「供える」と言われてもピンとこないものでしたが、そうした供えることも落雁も、今の子どもたちは更に知る機会がないのでは思うものもあります。
何と言っても、シンプルで簡単&楽しいので、きっと子どもたちも興味を持つ気がしますから、落雁と共にそんなお供え文化をぜひ子どもたちへと伝承していきたいと思っています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子