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農・植物・発酵

自然の智慧を学ぶ

時代と共に現代にリノベーションされた築120年の古民家。先人の知恵と暮らしを取り戻すための再生。日々その姿を変えてゆく中に生まれゆく温もりとゆとりに、古より受け継がれてきた智慧を感じてください。

暮らし

煤竹

昨日は朝から英彦山の「守静坊」にて、外仕事を行いました。

 

まずは、ずっと気になっていた煤竹(すすだけ)の整理から。

 

ブルーシートをかけて保管していた煤竹を、同じ質や長さのものなど、分別していきます。

 

 

みんなで始めてみると「これはどっち?」「短い方かな?」などと質問が飛び交う中で、指標となる煤竹をいくつか用意したことで、「このくらいのものはこっちのゾーンへ、この長さより短いものは、あちらのゾーンへ」などと分かりやすくなり、仕事もスムーズに。改めて「見守る保育」同様に、環境設定の大切さを実感です。

 

 

 

ある程度、長さがあり使えそうなものは、10本単位で紐でまとめ、スッキリ!

 

 

棚などに収納していきます。

 

 

残りのボロボロのものの中にも、切ったらまだまだ使えそうなものなどもあったので、今後更に選別していこうと思います。

 

そんなかんじで、なんとかひと通り全ての煤竹に目を通すことができました!

 

 

また、大工さんが煤竹の汚れをきれいにふき取り・・・その飴色の美しさにウットリ。

 

 

早速、壁などに活用して下さいました!

 

 

もともと守静坊の屋根材として使われていた煤竹が、こうしてまた甦るのはなんとも嬉しいことですね。

 

「聴福庵」の天井にも煤竹が再利用されているように、

 

◆「煤竹の輝き」
https://www.caguya.co.jp/crewblog/okuyama/p10316

 

くすんでボロボロにのままでは、ゴミのように見えなくもないものですが、こうして磨いて活かされる姿を目にすると、ゴミどころかむしろお宝の資源で、こうして長い年月をかけて醸される美しさ、それを使わせて頂けることのありがたさを感じます。

 

そして同時に、私たちは次の世代にそういうものを残せているのだろうか・・・、資源を食い潰してはいないだろうか・・・と、やっぱり考えさせられるものがあります。

 

改めて、先人が残してくださったものからその生き方を学び、自身の暮らしや働きを見直していきたいと思います。

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子


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