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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

五月人形

昨日は「端午の節供」について綴らせて頂きましたが、

 

◆端午の節供
https://www.caguya.co.jp/kurashi/53718.html

 

先日「和樂」では、五月人形を飾りました!

 

 

すごい存在感のこちらの人形は、春に父が実家にあったひな人形と一緒に送ってくれたもの。

 

◆ひな人形届く
https://www.caguya.co.jp/kokoro/52421.html

 

実際のところ、5歳離れた兄の初節供の時の人形ということもあってか、この人形を飾っていた記憶があまりなく・・・

 

いざ、たくさんの箱を開けてみるも、鎧や兜は出てくるものの、いつまでたっても人形が出てこなくて「あれ?」というかんじでしたが、

 

 

 

調べてみると、こちらは五月人形の中でも「鎧飾り(よろいかざり)」と呼ばれるもので、ひな人形のように人形の形をしているわけではないことが判明。

 

 

そして、兄の初節供の時も、母方の祖父母が人形を用意し、父方の祖母からは直筆の色紙をいただいていたということで・・・

 

 

達筆でなんと書かれているのか謎ですが、「薫風や 日本背負う子 ・・・」まではなんとか読めるような?!

 

そんなわけで、この色紙もですし、鎧や兜、刀など、強めアイテムからも「戦国武将のように強く、たくましく、立派に育ってほしい」という両親や祖父母の願いが垣間見え、人形の美しく豪華で迫力のある佇まいに、改めて男の子の成長を祝う行事であることを実感すると共に、むしろ強めすぎて今の時代ではちょっとした違和感も。^^;

 

ただ、時代と共に価値観は変われど、子どもの成長を願ったり祝ったりする気持ちはいつの時代も変わらないのでは、と思うものがあります。

 

そんなわけで今回は、ひな祭りとは違って自分自身の思い出や思い入れはそこまでなかったものの、

 

◆思い出のひな祭り
https://www.caguya.co.jp/kurashi/27102.html

 

祖父母や両親の想いや願い、喜びなどはしっかりと伝わってくるものがありました。

 

年中行事は、家族の幸せを願う心をカタチにしたものであったり、子どもの心や家族の絆も育っていくものであったり、はたまたそうした記憶や思い出に触れる機会でもあったりしますから、毎年繰り返し訪れる中で、楽しんだり味わったりと大切に過ごせたらと改めて感じています。^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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