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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

水口祭りの室礼 ~2024年~

ちょうど今月の初めには千葉や福岡で田植えを行いましたが、五月は早苗月とも呼ばれるとおり、田植えの季節。

 

◆「むかしの田んぼ」田植え2024年
https://www.caguya.co.jp/kurashi/53818.html

 

地域やお米の品種、その年の気候によって時期は変わりますが、水を張った田んぼに苗が植えられていく景色を目にすると、今年もこの時期がやってきた! というかんじで新たな季節の始まりを感じますね。

 

昨日は室礼のお稽古でも、瑞々しい稲穂を育てる田の神を祭る行事「水口祭り(みなくちまつり)」がテーマでした。

 

水口祭りといってもあまり馴染みがないものですが、苗代に稲の種をまいた日に苗代田の水口(用水路の入り口)や畦で祭りが行われていたことによるそうです。

 

今の瑞々しい爽やかで清らかな季節に合わせ、緑と紫の紐を結んで掛け、青紅葉やあじさい、アザミなど、季節の植物を活け、

 

 

同じく緑と紫が入ったいぐさの敷物の上に、「早苗」と早乙女の方々の仕事に見立てた「たすき」や「手ぬぐい」を盛りました。

 

 

先生にご覧いただくと「今回、主役の早苗がどんどん上にのびていってほしいという祈りを形にするには、紐が長すぎて上から長いのがサーッとまっすぐ下りてくるかんじになっているので、紐をもう少し上に結びを入れて短くしてみては?」とご指導いただき、やり直してみることに。

 

そして、早苗も紐の下に移動してみると・・・

 

 

下りていくかんじから伸びていくかんじに変わりました。^^

 

改めて、稲作文化は日本文化の大本であることを感じる中で、想いを形にする、祈りを形にする難しさも同時に感じていますが、季節の巡りと共に繰り返す年中行事、室礼を通して磨いていきながら、大切な日本文化を次の世代に繋いでいけたらと改めて感じています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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