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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

夏至祭 ~2024年~

昨日は天気予報では大雨だったものの、奇跡的に太陽が現れ・・・

 

 

 

英彦山守静坊にて夕方から予定していた「夏至祭」を無事に行うことができました!

 

◆守静坊の夏至祭
https://www.tokutsumi.or.jp/info/1986.html

 

 

 

一人ずつ火吹き煤竹で備長炭に息を吹きかけ、音と火の明かりでこの一年の半分のあらゆるものを省みて願い、祈り浄化するちょっと変わった「備長炭護摩焚き」を。

 

 

その後は、西から入る太陽を神鏡に映し、その反射した光を1人ずつ照らします。

 

 

 

それぞれに照らされたお顔は、みな神々しく福々しいかんじで、太陽だけではなくそちらにも拝みたくなるような感覚に。^^

 

私も体験しましたが、神鏡はなんと265年前のものということで、その鏡に照らされながら、鏡から感じる光と背中から感じる太陽とに挟まれあたたかさに包まれるなんともいえない不思議な感覚がありました。

 

その後は、みんなで太陽を眺めつつ談笑をし、

 

 

囲炉裏を囲んで直会を。

 

 

そして日が沈むと、守静坊の窓の外に蛍を見ることもできて、とても幻想的な雰囲気に。

 

更に、ほぼ満月というまんまるのお月様まで見ることができ「こんな夏至の過ごし方があるなんて!」と、感動しっぱなしでした。

 

昨年も身内では夏至祭を行ってましたが、今回は「はじめまして」の方も含め、平日にも関わらず人が集まって下さり、こうして豊かさを分かち合えることも、なおさら幸せなことだと実感します。

 

◆夏至 ~2023年~
https://www.caguya.co.jp/kurashi/49283.html

 

そして、このような夏至の過ごし方も含め、自然のチカラをいただいて、節目に祈り感謝し浄化してまた元氣にスタートできるというものは、行事の本質だとも感じます。

 

また、毎年夏至の日は巡ってくる中で、「これまでの長い人生の中で、1番楽しい夏至の日だった!」と自信をもって言えるような1日だったからこそ、

 

行事はもちろん、日常の暮らしの中にある豊かさにたくさん気付き、更には少しでもたくさんの人と豊かさを分かち合えるような場をつくり、次の世代へと繋いでいけたらと思っています。

 

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子


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