梅雨と言えば紫陽花。
そんな、この時期にピッタリの紫陽花をモチーフにした和菓子をいただきました。
見た目がかわいすぎるこちらは、なんとおはぎ。
おはぎといえば、丸いあの形が思い浮かぶものですが、まるでお茶席で出される練り切りのような、見るも美しい姿のおはぎで、「食べるのがもったいない! 」と言いつつ、しっかり食べます。笑 お味もおいしい!
それにしても、昔はあまり和菓子への興味がありませんでしたが、おかげさまで歳を重ねるにつれ、和菓子のおいしさ、魅力も分かるようになりました。^^
明日は早くも1年の折り返しになりますが、そんな1年の前半の最終日である6月の晦日「30日」に、神社に設けられた厄除けの茅の輪をくぐり、今年前半の穢れを祓うとともに無病息災を願うのが「夏越の祓(なごしのはらえ)」。
ちょうどこのタイミングに、ういろう生地に小豆をのせ三角形に切った「水無月」という和菓子をいただく風習もありますので、明日はそちらもオススメです。
◆水無月
https://www.caguya.co.jp/kurashi/49371.html
四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そんな自然を尊ぶ日本人が育んできた和菓子。
見た目の美しさもさることながら、込められた願いを含め、五感で季節や情景を楽しめる和菓子は、日本人の繊細な感性の賜物とも感じます。
和菓子は歴史もありとても奥深そうですから、せっかくなのでアンテナを張りつつ食べつつ、日本の美と伝統に触れながら、この日本文化を大切にしていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子