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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

半夏生 ~2024年~

ちょうど東京で仕事があり実家に帰ると、父親が夕飯を用意してくれました。

 

 

正直、私がつくる夕飯より小鉢いっぱいで豪華というか、父が作った野菜も含め品数豊富でありがたい。^^

 

昨夜は「半夏生(はんげしょう)だからタコにしたよ!」と。

 

 

「え!なにそれ?!なんか聞いたことあったような・・・なんでそんなこと知ってるの?!」と聞くと、「奈々子が前に言ってたじゃん!」ということで、すっかり忘れていたため改めて調べてみると・・・

 

半夏生は、七十二候であるとともに、雑節のひとつにも数えられ、夏至から11日目の7月2日頃から七夕までの5日間のことをいい、その初日を指すこともあり、今年は夏至が6月21日だったので、初日はまさに7月1日。

 

この日は、主に関西地方で「稲の根がタコの吸盤のように強く土地に根付いてほしい」という願いをこめてタコを食べるようです。

 

ちなみに、福井県の一部では、厳しい暑さが来る前に体力をつけるために、サバを食べたり、愛知県では不老長寿の果物とされていたイチジクを味噌田楽にして食べる地域があったり、香川県の一部では、麦の借り入れが終わる時期にあたるので、その麦を使ってうどんを打ち、作業を手伝ってくれた人ふるまったり、他にも長野県では芋汁、奈良県では餅など・・・地域によって色々あるみたいです。

 

せっかくなので、皆さんもこの時期に食してみてはいかがでしょうか。^^

 

それにしても、父はタコが大好きなので「半夏生」でもそうでなくても関係なく、日頃から食べてる気もしますが・・・

 

そんな風に、ある意味暮らしの中で上手に取り入れ楽しんでいる様子がほほえましく、行事食を楽しんでいるあたり、なんだか親子で似ているかも?、と感じるものも。

 

父に私が似たのか、父が私の影響を受けたのか、それとも母の影響なのか、はたまた日本人が昔から大事にしている行事食に血が騒ぎそうさせるのか・・・もはや分かりませんが、改めて私もそういう取り入れ方をまねして楽しみたいと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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