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丑湯

土用の丑の日に桃の葉などの薬草を入れたお風呂に入ることで、疲労回復と無病息災に通じる「丑湯(うしゆ)」の風習があることを今年知ったので、「土用の二の丑」だった昨夜は、桃の葉の入浴剤で丑湯を楽しみました。^^

 

 

ちなみに、古代中国では桃は「魔除けの力を持つ」とされ、ひな祭りなどでも使用されていますので、厄除けにはピッタリですね!

 

また、桃の葉を調べてみると、昔からあせも、しっしん、肌荒れなどに効果的なお肌にうれしい薬草といわれ、桃の葉に含まれるポリフェノールの一種「タンニン」に、消炎作用や保湿、新陳代謝を高めるといったお肌を健やかにする働きがあり、更には、解熱作用やお肌を引き締める収れん作用もあるので、日焼けなどでトラブルの多い夏のお肌には特におすすめのようです。

 

現代では、入浴剤を入れてお風呂に浸かることはいつでも気軽にできますが、今よりもお湯が貴重で、毎日お風呂にお湯を溜めることができなかった時代には、蒸し暑い夏に入る薬草風呂は格別なものだったのでしょうね。

 

昔から好まれてきた夏の薬湯には、暑い季節を快適に過ごす様々な知恵が詰まっていますので、上手に取り入れて、夏を健やかに乗り切っていきたいですね。

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子