明日から夏季実践休暇。
そして、来週はもうお盆ですが、日本ではこの時期にご先祖様の魂が里帰りをしてくると言われ、家族や親族が集まりご先祖様をご自宅にお迎えしてご供養する行事として定着しています。
最近では簡素化されお墓参りだけで済ませたり、特にお盆を意識せず過ごされたりと、様々な過ごし方があるかと思います。
また、地方により旧暦、新暦と行う時期に違いはあれど、ご先祖様を招き入れ一緒に過ごし見送るという趣旨は変わらず、仏壇や墓前にお供え物をする方も多いかもしれません。
私自身は、子どもの頃から家に神棚や仏壇がなかったこともあり、暮らしの中に「供える」という文化はなくピンとこないものでしたが、「室礼」との出会いや、家族の死を経験し、一年の節目や季節の節目に感謝の心や祈願の想いを物に託して供えることで、年々その大切さや豊かさを実感すると共に、日本人が大切にしてきた心を育ててもらっている気がしています。
そんなこともあり、昨年に続き今年もお供え用に落雁を自分たちでつくってみました。
◆お盆の落雁
https://www.caguya.co.jp/kurashi/49960.html
美しい菊の形!^^
年中行事や室礼の方法も、生活様式の変化など時代に沿って変わっていますが、お盆は特にご先祖様との繋がりを感じやすい行事ですので、このお盆の機会にお供えと共にご先祖様に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子