本日8月11日は「山の日」。2016年(平成28年)に国民の祝日に加わった、かなり新しい祝日ですね。
お盆休みなど長期休暇の中の祝日とあって、あまり意識しづらかったりもしますが、山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨の国民の祝日になります。
「和樂(わら)」に移住してから、気付けば毎朝窓を開けて山を見るのが日課になっていることもあり、
山に親しむというか、なんとなく身近な存在になって、「山がきれい!」「山からの風が気持ちいい!」などと日々感じてはいるものの、しっかりと山の恩恵を意識していたわけではありませんでしたが、
改めて考えてみると、山は空から降ってきた雨を一度受け止めてくれたり、動物の棲み処になっていたり、「和樂(わら)」を含め木造住宅や家具など、日頃お世話になっている「木でできたもの」を生み出す場所だったりと、
実は、私たちの暮らしにおいて色々なところで繋がっていて、もはやなくてはならない存在であることに気付く機会となり、山の恩恵はもちろん、そんなことに気付かせてもらえるこうした祝日の重要性を感じるものも。
「お休み嬉しい!」だけではなく、祝日そのものの意味が失われてしまわぬよう、何のための祝日なのかと、祝日の意味を考えることや考える機会を増やしていくことも大切にしたいと同時に感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子