帰省中は、父の畑で採れたものを色々といただきましたが、その中で、珍しかったのはマクワウリ。
これまでの人生であまり食べた記憶もなく、一体どんな味なんだろうか・・・と思いつつ口にするとメロンの味に似ていてビックリ!
後から調べてみると、マクワウリは日本古来のメロンだそうで、昔はどこの畑でも植えられ、たっぷりの果汁で喉の渇きを潤してくれる存在だったとか。古くは紀元前の縄文遺跡にその種の痕跡があるほどで、古い歴史があるようです。
ちなみに、メロンには東洋系と西洋系があり、現在出回っているメロンは主に西洋系で、マクワウリは東洋系のメロン。ネット系の西洋メロンが日本の市場に流通し始めたのは大正時代の1925年以降だそうで、昭和中期まではむしろ、マクワウリを「メロン」と呼んでいたといいます。マクワウリ系統と西洋種の交配で「プリンスメロン」などが生まれたということですから、まさにメロンの元祖でした。^^;
こんな歴史があったとは知らず、今更興味津々。人でも野菜でも、歴史や背景、ルーツなどを知ると興味が増すものですね。
父は来年蒔くためか、種を捨てずに大事にとってましたので、今度父にお願いして種を少し分けてもらい、せっかくなら私もつくってみたいものです。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子