今朝、今年初の彼岸花を庭で発見！

今日からちょうど秋のお彼岸に入るというこのタイミングで、ちゃんと花を咲かせて、本当に自然はすごいですね！

それにしても「暑さ寒さも彼岸まで」とは言ったものですが、今年はこの時期になっても猛暑が続き、今年の暑さには本当にビックリですね･･･^^;

そんなお彼岸には、お墓参りに行く風習がありますが、仏教では生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の私達がいる世界を「此岸（しがん）」といい、

彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになったといいます。

迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じる時とされ、暑さ寒さやそれに伴う様々な辛さなども、彼岸の頃には和らいで楽になると考え、励まされていた･･･とも考えられており、そんなことを思うと、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の深さが身に沁みますね。

昔と比べて気候が変化し、従来の季節感とのズレを感じることも多くなりましたが、ちゃんとタイミングを合わせて花咲く彼岸花のように、自然界の一員として、自分自身も自然に寄り添う暮らしを大事にしながら、自然との共生を追求できたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前　奈々子