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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

七五三 ~2024年~

本日11月15日は「七五三」ですね。

 

先日神社に参拝にいくと、着物でお祝いをしているご家族がたくさんいらっしゃいましたが、

 

 

昔からある日本の伝統行事ということで、この時期は神社にお参りに行くご家庭や園も多いことと思います。

 

七五三の由来には諸説ありますが、平安時代の頃から宮中で行われていた3つの儀式「髪置き(かみおき)の儀」「袴着(はかまぎ)の儀」「帯解(おびとき)の儀」が基になっているそうです。

 

現代に比べて医療の発達が未熟で衛生面もよくなかった昔は、幼い子の死亡率がとても高く、「7歳までは神のうち(神の子)」として扱われ、7歳になって初めて人として一人前であると認められていました。

 

子どもが無事に育つことは大きな喜びであり、親として健やかな成長を願わずにはいられないものだったので、3歳、5歳、7歳の節目に成長を神様に感謝し、お祝いをしたことが七五三の由来とされており、やがて江戸時代に現在の七五三の原型として武家や商人の間に広まったといわれています。

 

医療が発達した今でも、子どもの成長を願う気持ちは昔と変わらないものですから、その子にとって一生に一度しかないこのような人生の通過儀礼はやっぱり大事にしたいものですね。

 

また、昨日のブログで室礼について綴らせていただきましたが、

 

◆七五三の室礼 ~2024年~
https://www.caguya.co.jp/kurashi/56744.html

 

その室礼でお供えできたらと思い、神社で千歳飴をいただきました。

 

 

千歳飴の「千歳(ちとせ)」という言葉には「千年」「長い年月」の意味があります。また、千歳飴の細長い形状や、引っ張るとどこまでも伸ばせる性質から「細く長く」「長寿」が連想され、「細く長く粘り強く、いつまでも健康で長生きしてほしい」という思いが込められているのが千歳飴。

 

自分自身の七五三のお祝いの時に、この長い袋を地面に引きずって歩いていた記憶がよみがえり、ずいぶん大きくなったものだと思いつつ、同時に健やかな成長を願ってくれていた両親の気持ちが、時を超えて伝わってくるようでもありました。

 

 

今日はせっかくなので、大人になった私たちも、ここまで生きてこられたことへの感謝や、両親をはじめ、子どもの頃から人生の節目の度に祈り、願い、祝ってくれた存在に感謝し過ごしてみるのもよさそうですね。^^

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子


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