早いもので、今日から12月。1年の締めくくりですね。
「和樂(わら)」の庭の銀杏も、その実をほとんど落とし、葉っぱも黄色く美しく色づいてきて、着々と季節が進んでいることを教えてくれています。
12月は和風月名で「師走(しわす)」と呼ばれますが、昔の日本は年末になると家に僧侶を呼んでお経をあげてもらう風習があって、年末には師(僧侶)が忙しくて走り回ることから「師走」というようになったという説があるようです。
また、現代でも年越しの準備や大掃除、お正月の準備など、多くの準備や行事が重なるため、師に限らず色々忙しくなりがちな時期かと思います。
そんな、年末の忙しさや忘年会、家族との再会など多くのイベントが重なる上に、師走は「冬至」もあるとおり、一年の中でももっとも日が短くなり、冷え込む季節が到来するということで、体調も崩しやすくなりがちですから、
心と体の調整をしながら、大掃除含め、早めにできそうなことは着手しておくのがよさそうです。
一年の中でもどこか特別感のある「師走」。
単に忙しいだけの月ではなく、一年の終わりと新しい始まりを祝福するための準備の月と捉え、大事に過ごせるといいですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子