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農・植物・発酵

自然の智慧を学ぶ

時代と共に現代にリノベーションされた築120年の古民家。先人の知恵と暮らしを取り戻すための再生。日々その姿を変えてゆく中に生まれゆく温もりとゆとりに、古より受け継がれてきた智慧を感じてください。

暮らし

柿もみ

先週つくった干し柿。

 

◆和樂の干し柿
https://www.caguya.co.jp/kurashi/56999.html

 

いいかんじで着実に乾燥してきています。^^

 

 

 

今年は、たまたま干し柿をつくっている最中に来られたお客様から、「これ干してしばらくしたらもむと、食べる時に種がとれやすいのでいいよ」と教えていただいたので、柿もみをしてみようと思い、タイミング含め、やり方など調べてみたところ・・・

 

熟成を早めるためという理由も大きくあるようで、干し柿を全体的にもむことで、約半分の期間で柔らかく、甘みが増し、おいしい干し柿ができあがるということです。

 

また、もむことによって、柿の中から水分と一緒に糖分が染み出て、その糖分がやがて白い粉のように結晶化するといいます。(柿霜と呼ぶそうです!)

 

ただ、干してすぐは表面が乾燥していないので、触ることでカビが発生しやすくなったり、柔らかいうちにもむと、皮が破け、中の果汁がとびだしてしまうと、そちらもカビ発生のリスクを高めてしまったりするので、もむベストタイミングは干してから1週間後だそうです。

 

そして、一度もんだら、5~7日後に再度もむのが一般的ということで、1回目は表面が乾燥している程度なので、軽くもむ程度に抑え、2回目は中まで柔らかくなってくるので、芯をほぐすようにしっかりともみ込むことができるといいます。

 

実は、ここ数年干し柿を作ってきた中で、もんでみたことはなかったのですが、一つひとつ、面倒でももむことでおいしさに大差があるということですから、今年はより一層、できあがりが楽しみです。^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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