今日から二十四節気では「大寒(だいかん)」、七十二候は「款冬華く(ふきのはなさく)」に入りました。
大寒は二十四節気の24番目、最後の季節。その名のとおり、一年で最も寒い時期に。
この時期は、体をあたためるためにエネルギーを使うため、栄養をしっかり摂るのが大事だと言います。
冷えによって胃腸が弱り、食欲不振になりやすい時期でもあるので、そんな時でも胃腸にやさしく食べられる「雑炊」など消化によいメニューに、卵や野菜などを加えることで、更に栄養を摂ることができるとも。
また、冬になると、気分が落ち込む、朝起きられない、人付き合いが面倒になるなど、心身に不調が出ることがありますが、その原因は、日照時間の短さが関係しているとも言われています。
太陽の陽ざしは交感神経を働かせ、その分、夜には副交感神経が働いてリラックスできるので、ぐっすり質の良い眠りにも繋がるといいますから、
寒さのあまり、行動力が衰えがちですが、日照時間が短いからこそ、空を見上げてみたり、積極的に太陽に当たるのがよさそうですね。
そして、体の冷えがますます気になる時期でもありますので、自分自身の熱を逃がさないよう「首、手首、足首」の3つの首とふくらはぎをあたためたりして、体を冷やさない生活を心がけるのが大事になってくるようです。
大寒の最後の日は「節分」で、それが過ぎると二十四節気の1番目、「立春」を迎えますから、春もすぐそこまで。
春の花粉症の原因は冬の不養生とも言われてますから、今のうちに冬野菜をたくさん食べるなどして、しっかり養生しエネルギーを十分に蓄え、春に備え心身の準備期間としても、大切に過ごしていきたいものですね。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子