我が家には、何事にも一生懸命で真面目な息子と、何事にも我が道を貫き通す娘の2人が、小さな攻防戦を繰り広げながら過ごしています。
約4歳の歳の差があるものの、果敢に攻め込んで来る妹の存在を、いかにしてセーブさせ、機嫌を損ねることなく自分の意思を貫くか。
兄さんは毎日苦労が耐えません。
宿題をやろうと思えば邪魔をされ、遊ぼうと思えば横取りされ、何処かに行こうと思えば着いてくる。
余裕がある時は流せたとしても、そういつもいつもになると、彼も突っかかり、また娘も突っかかり返す。
気付けば2人で大騒ぎ…なんてことも日常茶飯事です。
言い合いをしながら笑い合い、笑い合いながらも言い合って、見ているこちらが何とも忙しい。
でもこれこそが人間関係の縮図かもしれません。
あまりに言い合う2人を眺めながら、「ほら、そんなに闘わないの。」と声を掛けると、息子から「言わないと伝わらないから良いの。」と返ってきて、驚かされたこともありました。
子ども達は想像する以上に、しっかりと相手と向き合おうとしていること、そしてその考動1つ1つを、信じられる大人でありたいです。
エールキーパー
秋山 有紀子