息子の卒園式に向けての準備が佳境に入ってきました。同時に、小学校入学の準備も進行しており、2人目の子どもだからとどうしても油断しがちですが、直前になって慌てないようにしなければと思っているところです。
ですが、親がどんなに心配しても子どもの代わりに学校へ行ってあげることはできないのだと、当たり前ではありますが、最近になりよく思うことです。
先日は小学校で「入学前プログラム」というものがありました。
親と子は別室に分かれ、子どもは宝探しをしながら学校中を探検し、各教室がどんなことをする部屋なのかを教えてもらい、親は主にコーチングの考え方を学んだり、保護者同士の意見交換の場が設けられています。
講師の方から「最近、お子さんができるようになったことを3つ書き出してみてください」と提案があり、どんな小さなことでもOK!ということでしたが、中には一つも書けず困っている方も…。
振り返りの際、「子どもを“ダメ”でいっぱいにしていませんか?」という講師の方からの問いかけに…ドキッとしたのは私だけではなかったはずです。
できないことは有り余るほど目につくのに、できることに気付いて認めてあげられない。
気付いていてもついついできないことばかり指摘してしまう。
思い当たること…あります。
なるべく良い所を伸ばしてあげようと心がけているのですが、褒めるより怒ってしまう方が多くないだろうかと自問すると、恥ずかしながらも自信を持って言えず…。
プログラム中にすでに、早く子どもに会って褒めてあげたい!という気持ちになりました。
子育てに正解はないと言いますが、どうしても思い通りにいかなかったり、周りの目を気にするあまり枠にはめてしまうこともあると思います。
子どもは自立した一人の人間ですが、親はコーチとして子どもの長所や心を伸ばすことができる存在であるということを思い返させてくれる、入学前プログラムとなりました。
美化コーディネーター
眞田 由莉