我が家にはグッピーやドジョウを飼育している水槽と
金魚を飼育している水槽があります。
水槽の環境づくりや運用の仕方は大まかにいうと2種類です。
水槽内に自然の循環を疑似的に作りこんでいくか
濾過装置や薬品などで水質を管理していくやり方です。
前者の環境を用意するとその中に生きている個体は病気などに強くなります。
しかし、装置や薬品で水質管理された中で生きる個体は病気などにとても弱いです。
これは人間も同じで管理されたり
指示命令の組織内で過ごすと弱くなるということだと思います。
この環境作りですが、
グッピーとドジョウが暮らす水槽は
大量の炭を敷き詰めている為、炭の中に微生物が住み込み、
水を浄化してくれています。
同様の環境を金魚の水槽にもと思って
整えるものの、金魚は体調を崩してしまうことが多く、
寿命を迎えずになくなってしまうことが多いため、
何か良い環境はないだろうかと調べると
「青水」という飼育方法を学びました。
透明な飼育水を目指すのではなく、
苔や藻などの植物性プランクトンが豊富な状態の
飼育水を作ることで、金魚に必要な栄養分や
環境を整えるということのようです。
青水を取り入れてみると、
皮膚を病気していた金魚も元気になり、
動きも生き生きとなってきました。
環境づくりも自然に力をどれだけ借りれるかという
仕組化がその生き物の本来の力を引き出してくれることを思うと、
見た目の美しさや簡単便利を求めて、人間側が水質管理をしようとすることが
生き物のたくさんの力を奪ってしまうことにつながるわけですね。
カグヤの社内環境も、
管理型ではない、見守る型の環境作りを
これからも考えていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海