毎月、発行している「竹取新聞」。
◆竹取新聞
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数か月前から紙面がA4サイズからA3サイズへと変わったり、写真も大きくなったりと・・・リニューアルしていますが、先日「それぞれの記事のフォントが当初指定のものと違っているよ」と、ミッションパートナーのデザイナーさんからご指摘を受けました。
恥ずかしながら、自分たちでは同じゴシックだしその違いに気付かなかったり、あまり重要視していなかったのですが、
「同じように思えて実はぜんぜん違うことというものは、世の中にたくさんありますよね。カグヤさんはそういうことを日々実践されているので、ぜひデザインにおいても違いを確かめて楽しんでいただければと思います。」というお声と共に、その違いによって印象が全然違ってくるほど、デザイナーの世界では?とても重要なことだと教えてくれました。
そんなわけで、その後も色々な仕事をする中で、フォントや写真、デザインなど、心なしか以前に比べて、美しさなど気になってくることが増えてきたような・・・?!^^;
もちろん、人や業界によって大事にしているものや優先順位は異なってくるのかもしれませんが、それでも美しいものはやっぱり心地よいもの。
そして、自分たちだけではわからないこと、気付けないこと、意識の低いものなど、こうやって補ってもらえるのは、何より大変ありがたいことだと感じます。
チームでも、同じような人ばかりではできることは限られますが、持ち味が違う人や価値観が異なる人が存在することで、似たような人だけでは決して実現できないような驚くことがなせるもので・・・
まさに、皆違うからこそ豊かなチーム、更には豊かな社会が形成されていくということにも繋がり、それもまた美しさのような気がします。
そしてひょっとしたら、フォントやデザインにおける美しさというのも、その違いを知りどう活かすのかという意味ではおれに共通することなのかもしれませんね。
自分が理解できるかできないかではなく、やっぱり周りの声に耳を傾け受け入れていきながら、自分の見える世界や可能性を広げていったり、得意な人に任せたりして、子どもたちに違いを活かし合える美しい社会を残していけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子