梅雨も明けて蒸し暑い日々が続いています。3歳の娘はフワフワとした髪質のロングヘア。中途半端な長さの時はなかなか結わせてくれなかったり、すぐに解いてしまったりの繰り返しでしたが、最近やっと髪を結う時間を共に楽しめるようになってきました。

こんな髪型にして欲しい。それが具体的な希望であることもありますが…「○○ちゃんみたいにして。」「かわいいのじゃなくて、げんきなのにして。」「あたらしいのにして。」など、不器用な私には高度な依頼であることもしばしば。それでも忙しい朝の時間帯に、彼女の後ろに回り、あれこれ話しながら髪を結う時間はとても楽しいものです。幼いながらもイメージしているものを伝えてくれる言葉ひとつひとつに個性を感じたり、彼女の好み、なりたいイメージ、今日の気分を感じ取る要素に繋がっていることもあります。

そして髪を結び終わると「ありがとう！」「いい！」「すき！」と（それがどんな仕上がりであっても）素直に喜んでくれる娘を見ると、こちらも本当に温かい気持ちになります。たかがほんの数分の毎日の習慣、されど毎日の大切な習慣。いつまで結わせてくれるか分かりませんが大切に積み重ねていきたいと思います。

エールキーパー

秋山有紀子