幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿
「自立心」のところには、
“身近な環境に主体的に関わりさまざまな活動を楽しむ中で、
しなけらばならないことを自覚し、自分の力で行うために考えたり、
工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、
自信を持って行動するようになる。”
とあります。
この自立心ということについては、
藤森先生のお話でもよくありますが、
自分で何でも出来るようになることではなく、
自分の出来ること、出来ないことを「自覚」し、
出来ないことを人に頼めることが自立であるとあります。
確かに、人類が生き延びてきたのも、
出来ないことを出来る人にお願いしたりと
自分一人でやらないという「協働性」を育んできたからなのかもしれません。
また、解説文にもありますが、
「 他者の指示通りに行動するのではなく、
自ら考え、主体性を持って行動する姿が目標」
とあります。
そう思うと、これは子どもに限った話ではなく、
私たち大人自身の働き方や生き方にも関わってくるのだなと
そう感じます。
そう思うと、私たちに必要なのは、
何でも自分でやろうとしたり、解決する能力ではなく
相談したり、相談されたり、お願いしたり、お願いされたりという
人と人との関係性を構築していく能力が大切なのではないかなと
改めて感じます。
ミマモリスト
眞田 海