「経営者が従業員に対して、『なんでこの正しさが分からないのだ』と
紛糾するのは間違いで、『自分の伝え方がまずかったのだ』と考えることの方が、
よっぽど重要である」
ということを今日、現場で学びました。
確かに、子どもに対しても、
「なんでこの大切さが分からないのだ!」と紛糾するのではなく、
「親としての伝え方がまずかったのだ」と考えることの方が重要であることは
実感します。
大人も子どもも、そこは同じなんですね。
そう思うと、逆説的に必要な環境が浮かんでくるように感じます。
保育現場では当たり前で、大人の職場環境では当たり前でないこと。
それは、今の社会に必要な環境なのかもしれません。
それは例えば、
「子どもの個性や性格、刷り込みの所為にしないこと」
「子どもたちの前でだれかの子どものことを否定しないこと」
「何歳なんだからと、年齢で人を見ないこと」
「男女で子どもを差別しないこと」
保育の常識が大人社会の非常識になっていることは
もしかすると色々とあるのかもしれません。
私自身の中にもある、「人」に当てようとする焦点を
「仕組み」や「文化」「風土」という「環境」に充てようとする意識に、
自分自身を変革していけたら新しいことをせずとも、
今を見守れるのかもしれません。
ミマモリスト
眞田 海