地域のお祭りのお神輿にお誘いいただきました。
保育園の先生方や地域の方々と一緒に担ぎました。
この地域のお神輿も今回で2回目。
前回は自分のことで精一杯でしたが、
今回担いでみると、また少し新しい気づきがありました。
神輿を担ぐということの起源は文献上は720年に宇佐八幡宮で
隼人の乱の鎮定のために作られたとありますが、
今の時代は神さまの乗り物として、地域を鎮めてくださるということで
担いでいるようです。
神輿は重く、息を合わせないと、
上手に力が集まらず、どんどんと重くなってしまいます。
息を合わせるのに「掛け声」などがありますが、
この掛け声も、全体の声を聴きながら
(後ろにいる人は前の声、前にいる人は後ろの声)
自分が声を出さないと、息が合いません。
息が合わないとまた疲れてしまったり、
全体の雰囲気が悪くなってしまいます。
悪くなったら、仕切り直し、また掛け声をあげ、
全体の声を聴き、あわせていく。
神輿はこの繰り返しの中で、
一体感を高めていくのだと感じました。
そして、神輿を担ぎ終えると直来(なおらい)があり、
地域の重鎮からのねぎらいの言葉や、地域の方々からの
差し入れを頂きながら、懇親します。
今回は神輿だけの参加ではなく、直来にも参加させて頂きました。
地域の方々と触れ合う中で、神輿の担ぎ方や
地域ごとの特性などを教えて頂けたり、
この土地のことを教えて頂けたり。
何より、この土地のお祭りをボランティアで自主的に
守り続けている人々と触れ合えるというのは本当に有難いことです。
出店の準備からお祭りの段取り、神様を祀り、
何から何までを自分たちでやり、そして地域の方々が
触れ合える大切な行事として、次の代へと受け継いでいく。
皆さん、仕事がある中でそういったことを大切にしている姿を見ると、
改めて地域と共に暮らすということや、文化を残すということへの
学びを頂ける機会であることを実感しました。
来年は準備や後片付けも含めて、参加させていただき、
地域ということを学ばせて頂こうと思います。
ミマモリスト
眞田 海