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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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社内木鶏 ~2018年10月~

10月の「社内木鶏」での気づきをこちらのブログで発信します。

 

【感じたこと】
(人生・仕事にどう生かすか・この1ヵ月木鶏に迫れたか 等)

 

今回、記事選定の担当として致知を読む中で脳裏に浮かんできたのは、先月の社内木鶏の際に致知出版社の〇〇様からお聴きしたお話でした。

 

高学歴で知識豊富な人が「こんなもんだろう」と思って簡単に読み終えた一冊と、高校を卒業して以来活字など読んでこなかったという人が、辞書を引き、時には寝落ちもしながら数日かけて懸命に読んだであろう数ページでは、大きな違いがあるのだという実例。

 

それは物事に向き合う姿勢や、人間を磨く姿勢の話であり、まさに生き方が問われるような強烈なインパクトがあり、今回この致知という月刊誌を読むにあたって自分の姿勢はどうだろうかと襟を正されるような思いがしました。

 

そして思うのは、このように致知を世に弘めようとしている方のお話して下さった実例の持つ力の大きさ、影響力の強さでした。

 

私たちも園の先生方とのかかわりだけでなく、「子ども第一義」の理念のもと様々な取り組みを行っていますが、同じようにお客様の声や一緒に取り組んで下さった方々の声、そしてその実例を伝えていくことが大切であることを改めて感じさせていただきました。

 

また、〇〇様がお話しして下さった事例の中でもう一つ思い出されるのは、先ほどの後者の人は、最初は活字に不慣れなため大変な思いをして懸命に読むことになりますが、やがて学ぶことの喜びを知り、それが楽しくなってくると言われていました。

 

論語にも「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」という有名な言葉がありますが、これもまた普遍的な人生の法則なのだと感じます。

 

今月は『VS世界』(日本の保育を発信していく)プロジェクトの中で、「自分が思う日本のいいところ」を参加者それぞれが発表していくスタイルへと変わり、仲間の発表を聴く中でワクワクするものがあり、その仲間の発表する姿から「深めることは楽しいこと」だと実感する機会をいただきました。

 

私自身、日本人が本来の「日本人」であれるよう、その魂をもう一度今の時代に取り戻していくことが初心であり願いでもありますが、自分はなぜそう思うのかという背景や理由、そして、そのために何をしていくのかということをこの機会に今一度しっかりと整理していくこと、深めていくことを大事にしていきたいと思っています。

 

以前、ある園さまの理念研修で、各職員の方々の初心と園の理念との紐づけを行っていただきましたが、初心と理念を紐づけることは勿論大切ではありますが、それだけでなく、自分たちが行っている取り組みや実践の一つひとつを、自分の初心と紐づけていくことも同時に大事であることを感じています。

 

その紐づけが「何のため」を明確にして目的を忘れないための取り組みであり、自分の信念から行っていく実践へと変わっていくことになると思うからです。

 

見守る保育も一円対話も古民家もお米作りも何もかも、カグヤで今取り組んでいることは自分自身の初心ともしっかりと紐づいていることを感じるからこそ、それを深め、仲間と一緒に楽しみ、それぞれが大切にする初心を尊重しながら、「和」を大切にした働きや生き方を、これからも大事にしていきたいと思います。

 

ビジョンリスナー
大河内 盛友