毎月の初心会議で実施している「社内木鶏」。
今月は到知の10月号の記事の中から、私は上記の記事を選びました。
生憎、体調不良で参加はできませんでしたので、
ここで初お披露目です!
(「社内木鶏」については下記をご覧ください)
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei/
安藤忠雄さんと宮本亜門さんの対談の記事を読んだ中で、心に響く言葉が沢山ありました。その中で、一番心に残った言葉は、「宮本さんの仕事も一緒だと思いますが、まず行ってみたいという気にさせる魅力がなかったら話にならない。ですから人々がびっくりするようなことをしなければならない。」という言葉です。
安藤さんの建築物を見ると、その「遊び心」や「発想力」などの魅力が作品からも感じられるのは、単純に安藤さんは建物を建てているのではなく、設計をしている訳ではなく、ただひたすらに魅力を表現しているのだと感じました。これはすごいことだと感じました。
自分たちの魅力。それをちゃんと把握しているだろうか。そしてその魅力を発揮するために努力しているだろうか。そう思ったとき、働く中での無駄や方向性の迷いを感じました。今月、出張に行った際にお客様から「あなたたちは保育の架け橋をしている。本当にすごいこと。」「普通の業者は保育園と保育園を繋いだりしない。むしろ、逆だけれど、カグヤさんは園と園を繋いでいる。これはすごいことだ」ということを話してくださいました。カグヤが勧めてくれた研修のやり方がすごく良いからと、お客様がまねを始めたり、紹介してもらってよかったという声を聴いて別のお客様が今度は見学に行くことになっていったり。
確かに、カグヤにしかできないことを思うと、RMやMPなどの商品ももちろん魅力ですが、全国の見守る保育の実践園のお客さまとお客さまを繋ぐということもお客様からしたら大きな魅力なのだと教えて頂く機会となりました。
また、今月はそんな自分たちの魅力を教えて頂くと同時に、「何を生業としている会社なのかがわかりづらい 」「具体的にどんな仕事をしているのか分かりづらいので周りの園に進めるときに困って伝えづらい」「どんな実績がある会社なのかが分かりづらい」などのお話を頂き、園の先生方が保護者に言われているお困りごとと同じように、自分たちの魅力が伝わるには発信や表現の仕方もまた振り返り、改善していくこともお役立ちの一つにつなっていくのではないかと教えて頂いたように感じます。
今月は今までのような自分がしゃべって進める研修のやり方から、動画にとって動画を見てもらうことで研修が進められるようにと、一つ面白い取り組みを始めることが出来ましたが、それもまた一つ、お客さまが主体で学べる環境づくりの一環に近づけていける道かもしれません。
先生主体の保育ではなく、子ども主体の保育を行おうとする中で、「ただ子どものやりたいことを自由にさせていてはただの放任になってしまう」「だから、子どもたちのやりたいことや意欲を満足させる環境づくりの中に、自分たちの思想、意図性を持たせて、その子たちの育ちと、自分たちの目指している保育に繋げていくんです」という言葉がセミナーの中でありましたが、お客様とカグヤの関係も同じなのかもしれません。頂いた声を好奇心に変え、軸足を柔らかくまた来月もカグヤの魅力を学び、魅力でお役に立てるようにありたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海