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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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ひっつきむし

先日、マフラーのはしに沢山の「ひっつきむし」がついているのを発見!

 

 

子どもの頃には、こんな風にくっつく植物を友人の洋服に投げてくっつけて遊んだりなど・・・色々と思い出深いものもありますが、こちらは「ひっつきむし」「くっつきむし」などの名で親しまれているものの、虫ではなく植物の種子や果実の俗称で、実際に表皮をむいてみると、しっかり種が入っています。

 

 

植物が子孫を広範囲に広げるために、種子や果実の表面をトゲトゲやフック状等にすることで、動物の毛や人間の衣服に付きやすくして運んでもらい、親の個体とは離れたところに種子がばらまけるというわけで・・・それぞれ正式な植物の名称はわかりませんが、どうやら日本では約50種類もあるとか?!

 

ちなみに、トゲの先端がカギ状に曲がっていて繊維にからみつくようになっているものなどは、その仕組みがマジックテープ開発のヒントにもなったそうで、やっぱり自然は色々と教えてくれるものですね。

 

そしてこんな風に改めて植物の種子を見てみると、風や虫、鳥が運んだり、動物や人間にくっついて運んでもらったりと・・・色々な広がり方、生き残りの戦略があっておもしろいものですが、それぞれ自分の特徴や環境などに合わせて発達させて生き残っているわけですから、

 

人間社会においても、周りと同じであることで安心するというよりは、時代や環境の変化と共に、もっと自分の特徴や自分の組織の特徴などを自覚してそれに合った戦略を考えていくことが大事なことなのかもしれません。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子