昨日は藤崎農場にお伺いして、初めて種まきに参加させてもらいました!
機械化が進んでいて、イメージしていた種まきとはだいぶ違いましたが・・・
これまでは田植えからの参加だったので、こうして実際に苗づくりのための種まきを体験できたおかげで、またひとつ自分自身の中でお米、お米作りが身近なものになりました。
そんな種まきですが、藤崎さん曰く「種まきをすると今年も始まったなと感じます。ここからは田植えまで休みなしです。」とのこと。
・・・というのも、藤崎農場では稚苗ではなく成苗まで育ててから田植えをするため、暖かすぎて早くひょろひょろと育たないように、そして寒さに負けないようにと、とにかくこの時期の温度管理などが繊細でとても大変のようで、
◆成苗
http://www.caguya.co.jp/farmblog/other/p1837
この稚苗への関わりも、乳幼児期の子どもへの見守り方に通じるものを感じますね。
そんな温度管理について「温度計をまめにチェックしてるんですか?」と藤崎さんに聞いてみると温度計を見ているわけではなく、これまで培ってきた感覚でビニールハウスを空けたり閉めたりしながら、温度管理を行っているとか。
それは普通の人では難しいのでは・・・と思い「最初からできたわけじゃなくて失敗とかもしたんですよね?」と聞くとあたりまえのように「沢山失敗したよー」と。
そう考えると、今の藤崎さんや藤崎農場でのお米作りを見ていると到底難しいと思うことも、多くの失敗を経て今があることを知れば、なんだか安心するものがあります。
お米作りに限らずですが、最初からうまくやらねば・・・などと思うと、色々とおじけづいたり、やらない選択肢をとりがちですが、初めてやることに失敗はつきもの、失敗してあたりまえくらいに気楽に寛容になって、好奇心を守りながら色々と挑戦を積み重ねていく・・・そんな取り組む姿勢を見習ってきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子