この春から2年生になった息子。
朝、登校を渋り、家を出たと思っても戻ってきてしまうことがあります。
学校に着いてしまえば何てことないらしいのですが、学校までの道のりが息子にとっては距離的にも気持ち的にも果てしなく遠いようで、息子いわく「なんとなく」戻りたい気分になってしまうとのこと。
こんな時は本人も交えて家族4人で意見交換をします。
毎日学校まで送ってあげることもできますが、それが良いことになるのか?など今回もあーでもないこーでもないと話していると、息子本人から「そのうち学校へ行かなくてもよくなるんじゃない?」との見解が。
「今だってタブレット同士でつないで他の教室の子と勉強してるよ。先生は一人だけどね。」
なるほど。確かに通信教育などはそれと同様で、家にいる一人ひとりと遠隔授業をすることが可能なシステムですよね。
実際に、少人数だけれども学校統合が難しい山間部にある学校同士を遠隔でつないで授業をするという取り組みも始まっているようで、
それによって子どもたちは様々な考えや意見に触れて、考えの幅が広がるようになったという声もあるそうです。
よく考えればスカイプなどは私たちも当たり前のように使っているので、教育にも取り入れられるのはごく自然のことなのでしょうね。
今回の息子の提案は、いかに学校へ行かなくてもよいか、という個人的な発想から生まれたものですが・・・
少子化が進み、新しい「学び方」がたくさん提案されている中では、今まであり得なかったことがすぐそこまでやってきていることを実感します。
そして、それと同時に失われてしまう人間の力がどれほどあるだろうかとも考えます。
新しい発想は、人間の力をより高められる使い方をしていきたいものだと思わされる息子の見解でした。
美化コーディネーター
眞田 由莉