6月の「社内木鶏」での気づきをこちらのブログで発信します。
【感じたこと】
(人生・仕事にどう生かすか・この1ヵ月木鶏に迫れたか 等)
今回の記事の中で印象的だったものの一つは、「看脚下」の出典の話に対する横田南嶺さんの解釈でした。一人目の「真っ暗闇の中でもあえて明るいものを想像し理想を描いていく」ということ、二人目の「闇の恐ろしさに注意を怠るな」ということ、そして三人目の「看脚下、自分の立脚点を踏まえなければならない」ということ。物事に対して、どの見方もまた大切であるという受け取り方をされており、そして3人それぞれの違いをそれぞれ否定せず活かしている受け取り方は、とても大切なことであるように感じました。一人個人の中でもこの3つの見方を合わせ持てたらよいのでしょうが、あえてお弟子さん3人がそれぞれに言葉を発し、そして全体で一つの答えになるというところに深い教えがあるようにも感じられました。このようなことに対して敏感に反応するようになったのも、一円対話での一円観の見方や、お互いの特性を知ること、それをそれぞれに良いものとして尊重し活かし合うという実践の積み重ねのお陰なのかもしれません。
もう一つ文中の中で印書的だったのは、「孤高の精神を保っているからこそ集団の修業ができるとも言える、十字街頭にいながら孤高の心を失ってはならない、そこがまさに看脚下の大事な所ではないかと」というお話でした。己の立脚点に立ち返るということ、孤高というのは初心のままに生き、常にそこに立ち返る姿のように感じられます。今月はD園様やK園様、また先日の出張ではM園様との御縁もあり、ますます部分の話ではなく物事の根源と言える「理念」や「初心」についてのお話をする機会が多くなってきました。また、先日のカグヤ版ミッションリーフレットの話し合いでは、自分自身が現時点でこのカグヤをどのように認識しているか、というところにも向き合ってみました。それはそのまま自分自身の初心にも繋がるものだと感じています。
今月、今の時点での自分の初心として改めて明文化してみたもの、それは【自分はこの会社で何をしたいか?】については「子どもたちの未来に確かなものを遺していけるよう、根源療法で世の中を治す働きをしていきたい。」というもの。そして【この会社をどうしていきたいか?】については「根源療法を自ら試すモデルとなり、またそのような取り組みをしている仲間を繋ぐ会社にしたい。」というものです。そしてカグヤという会社については「痛み止めではなく、体質改善(根源治療・予防)を一緒に行う会社です。」という言葉が今の私には一番しっくりきます。簡単便利で楽になる、目に見えてすぐに結果がわかる、という目先のニーズに応えるよりも「本当の原因は何か」から突き詰めることが、本来の子どもに関わる仕事だと思えますし、「痛み止め」は相手の自立を奪い依存を生みますが、「体質改善」は自立に向かう道筋であり、そのプロセスを一緒に歩んでいくことが見守ることだとも思えるからです。
これからK園様との新たなロードマップの形にも挑戦していくことになります。園様にとっての「看脚下」も感じていただけるよう、初心や始める動機、目的などをしっかりと握り合い、一緒に根源から社会を良くしていく働きをしていきたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友