先日、小児科医・真弓定夫先生のドキュメンタリー映画『蘇れ生命(いのち)の力』の上映会に行ってきました。
私自身は以前に一度この映画を観たことがありますが、その際に真弓定夫先生の本質的な考えに感銘を受け、同じように何かを感じ取ってもらえたらと思い、今回は妻と娘と母親の4人で上映会へ行きました。
この日は、真弓定夫先生の娘である、真弓紗織さんからの挨拶もありました。
「この映画のタイトルは『蘇れ 生命(いのち)の力』と言いますが、私はこれを『蘇れ 私(わたし)の力』と変換して映画を観るようにしています。この世の中には色々な情報がありますが、本当は『自分の中に答えがある』ってことを皆さん知っているはずなんですね。」
真弓定夫先生はいつも「野生動物に学べ」ということを仰いますが、それは「本来の自然とは何か」を学ぶということであり、私たちが遣う言葉で言えば「子どもから学ぶ」ということにも通じているように思えます。
また、予防医学という言葉も解釈も、「入るのを防ぐのではなく、入っても発症しない状態にすること」だとし、何か菌やウイルスが入っても発症しない免疫力をつけること、つまり強い肉体を作ることこそが本来の予防なのだと仰います。
「医者の使命は、病気を治すことではなく、病気にならない人を作ること。だから医者の本当のゴールは、患者を減らし、失業することです。」
あまりに核心を突いた言葉には驚きすら感じますが、本質を突き詰めるからこその言葉とも思えます。
私たちカグヤも、子どもたちに確かなものを遺していこうとする会社だからこそ、本質を突き詰めた志事をしていきたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友