毎月の初心会議で実施している「社内木鶏」。
今月は到知の7月号の記事の中から、丸岡さんと小川さんのお二人の記事を選びました。
(「社内木鶏」については下記をご覧ください)
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei/
今回、丸岡さんと小川さんの対談記事を読んで人生の学びになったことがあります。それは
「文化を作る姿勢がないとだめなんですね。文化を作るには忍耐が必要です。無理だと思えるようなことも「何とか成功させる」という粘りですね。」という言葉です。文化づくりをカグヤは様々な商品を通じて行っていますし、社内においても同様に、目指す理念に合う文化を醸成するために日頃の実践や実践の改善・見直しがありますが、時折、自分がやっていることが「商品開発」であったり、「RM研修」であったり、「一円対話」であったり、「聴福人」であったりと、目に見えるものを見て、仕事をしているような錯覚を持ってしまうことがありました。それはまるで、人が野菜を育てていると錯覚しているようなもので、本来は土が野菜を育てているのだということを忘れてしまっている状態に近いように感じました。土が野菜を育てるのだからこそ、人はよい土をつくることが仕事なのだと、藤堂さんとの面談の中で教えていただいたことが改めて今月、自分の中に響きました。そんな中でこの一か月を振り返ると、木津さくらさんの導入研修の機会を好機ととらえRMの刷新をどのようにしていくのかを考える中で、奥山さんや大河内さんと個別にも、そして一緒にも沢山話し合う機会がありました。そして二人同士も沢山話し合う機会があったでしょう。私たちはRMの刷新を通じて、「対話」と「フィードバック」の文化を作っているのだからこそ、このプロセスでそれを大切にしていくことが大事なのだと感じられたのは、カグヤが今「文化」を作っていく会社となっているからのように感じます。商品を変えることよりも、「土づくり」として、忍耐強く、自分たちの連携の仕方や持ち場、視座を変えていくことそのことの重要さを改めて共に体験した一か月であったように感じます。そして、「文化を作る姿勢」と「何とか成功させる」という「土づくり」に対する言葉の中には、視座の転換が必要なのだということも「場の研究所」から学ばせて頂きました。「してもらっている」ことへの感謝ではなく、「させて頂いている」という感謝の心をそれぞれの持ち場にいる人が持つということ、すなわち、してもらっていると感じる時、相手への感謝だけでなく、本当は自分はいったい今、何を学ばせて頂いているのかを自覚し、その学びの「場」であるこの機会に感謝していることがその場を耕し、よい土を作っていくのだということ。今月、子どもの入院という機会の中で、家族それぞれが、その場で自分が出来ることを行った折、みんなが笑顔に包まれ、温かく幸せな場に包まれた体験をしました。良い土が良い野菜を育むように、良い文化がよい集団をつくっていく。そんな学びの機会となりました。そう思うと、今月はたくさんの学びを他にも頂いたように思います。頂いた学びを行動に変えていきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海