テニスをしていると、
目の前のボールを打つ時に、
「点を取れれば有利になるぞ」
「チャンスボールだ」
「外れたら困ったことになる」
「またミスをしたらどうしよう」
「と「打った後」のことを考えてしまうことが多々あります。
そういう時ほど、「ミス」をしてしまいます。
「目の前のこと」に集中せずに、「その先のこと」に
気を取られていくと、挑戦も出来ず、
さらには本来の力を出すことが出来ません。
すると、「ミス」がまた「打った後のこと」
負の連鎖が始まります。
本来は、目の前のことに集中し、
目の前に挑戦し続けるだけ。
挑戦した後に、振り返り学ぶ。
その姿勢の連続が、質の高い学びや
変化という成果を生み出していくのだと感じます。
練習で出来ないことを試合でやるのではなく、
練習で出来ることを淡々と集中してやり続け、
目の前の局面を「今出来ること」で工夫して打破しようと
挑戦していく。
仕事も同じこと。
リスクや結果、評価や失敗を恐れていては、
今の自分を発揮することが出来ません。
今の自分で戦い、今の自分でできることをどう工夫して
目の前の局面に挑戦していくのか。
ないもの探しではなく、あるものを活かすこと。
自らの意識を、そんな風に鍛えていきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海