佐渡さんと鈴木さんの対談、そして今泉さんの記事から今回の特集、情熱にまさる能力はなしということを地で行っていることを感じました。そして、ふと「徳であって才ではない」という言葉が浮かんできました。
なぜ浮かんだかと言うと、以前HPFで野見山さんから贈られた言葉で、「士たるものの貴ぶところは、徳であって才ではなく、行動であって学識ではない」と26歳の誕生日の時に頂き、頭の片隅に残っていたからでした。
26歳の自分は何となく、この言葉の意味を自分なりに解釈して、理解したのだと思いますが、改めて時間が経って見返してみると、以前は才に意識がいっていたと思いますが、今は才よりも徳の字が浮かんで光って見えることを感じます。
それは徳報酬であったり、家が喜んでいるか、カグヤさんが喜んでいるか?ということが積み重なってのことだと感じますが、致知の記事以上に目の前で実践し続ける野見山さんの姿に、情熱がほとばしっていることを感じ、自分は自分で燃えているのかと考えさせられます。
そして、最近は見守られていると感じることが多く、家族との繋がりを感じることが多くあります。
結婚という節目を迎え、彼女と出会えたことも勿論ですが、それ以上にお互いの両親をお互いに大切に思えたり、彼女の叔母や従妹夫婦との交流も新鮮さもあって面白く、彼女の家族と一緒にいて居心地がいいと思えるのも不思議な感覚です。
それでいて何かあったら助け合えると思うととても心強く、自分に何が出来るか分かりませんが、能力は自分のためにではなく、誰かを幸せにするために活かすことが大切なのだと考えさせられます。
また真民さんの「刀は光らないかもしれないが、磨く本人が変わってくる」という一節にとても美しいものを感じます。
誰かの熱で燃やしてもらう生き方から、自ら情熱を燃やし自らを磨いていくような生き方を目指していきたいと思います。
ミマモルジュ
奥山 卓矢