昔、入社当初に営業を始めたとき、
こんなにも良い理念がある会社で、こんなにも良い商品があるのに、
全く最初はその価値を伝えることが出来ませんでした。
「良い商品」という武器を持っているにも関わらず、
なぜそうなったか。
新人の頃、「会社」の武器はあっても、お客様の目の前にいる私自身が
武器を持たない丸腰の人間でした。
どうしたら会社や商品の価値を自分が下げないでいられるだろうか。
助けてくれたのは「お客様」でした。
挨拶の時に機嫌が悪かったお客様。
提案の時に顔が曇ったお客様。
ヒアリングの時に顔が曇ったお客様。
自己紹介の時に顔が曇ったお客様。
アポイントの電話の時に不機嫌だったお客様。
どのお客様からも実は自分への学びとメッセージがあります。
そのお客様からのメッセージが受け取れない時はお客様に聴いてみる。
仲間に聴いてみる。上司に聴いてみる。そして練習して、改善して
お客様に喜んでもらう。
良いお客様や良い仲間に恵まれる「運の良さ」という武器が
自分の人生を助けて頂いていることを実感します。
「運の良さ」という武器は「転んでからが強い」という武器と
ある意味では同じです。
失敗した経験を「運がよかった」と学びに受け止めて
学びを見つけて、改善するというのは
「転んでからが強い」ということそのものです。
自分はその武器を持たせてもらえたお陰で、
今では様々な体験やご縁が積み重なり、磨かれ、
そしてそのほかにも沢山の武器を頂いています。
そしてその武器を見て気づくことがあります。
本気で行動すると決めて動かないとその武器は現れないということです。
適当に、無難に生きていては「なまくら刀」しか現れないということです。
ミマモリスト 眞田 海