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社内木鶏 ~2019年10月~

10月の「社内木鶏」での気づきをこちらのブログで発信します。

 

【特集】

情熱にまさる能力なし(致知 2019年10月号)

 

【選定記事】

・料理に学んだ人生の妙諦

危機を乗り越えた先に見えてきたもの

 

【感じたこと】

(人生・仕事にどう生かすか・この1ヵ月木鶏に迫れたか 等)

 

今月の木鶏は前回と同じ10月号での記事選定ということで、改めて感じたのは、前回の指揮者や将棋の棋士、そして今回の料理人や経営者・技術者という様々な職種、肩書から、致知の大目的である人間学を伝えているという面白さでした。伝えたいものという目的が明確であれば、伝える手段はそれぞれでいい、むしろ様々な業種の方の生き様からの方が伝わりやすい、受け取りやすいものも多いのかもしれません。

 

今月はギビングツリーの職域別見守る保育セミナーがあり、初日の講義ではレストランKのTシェフがオーガニックや食材についてお話をして下さるということで、とても楽しみにしていました。子どもたちのアレルギーの問題も、「本来の自然のものを食べていれば起きることはありません。」というようなお話もあった中で、懇親会の席で私は「個人的には年間のセミナーの中で、この職域別セミナーが一番好きなんです。」というような挨拶をさせてもらいましたが、それは自然に口から出てきた本心からの言葉であり、保育園は世の中の縮図だから、保育士の方だけでは根本から解決することは出来ない問題が多々あるからこそ、様々な職種の先生方がチームとして協力し合って欲しいというのが自分の願いでもあります。

 

翌日のグループ討議の前のF先生のお話にも「子どもたちの本来の力を取り戻してあげることが大切。だから、見守るというのは、ただ見ていたり、安易に手を出さないことだけではなく、本来の自然な力を取り戻してあげることが大事なのだから、問題があった時にそれを対処するだけでなく、その先の子どもの本来の力をどう取り戻してあげるのかというところまで今日は話し合ってみてもらいたいのです。」というようなお言葉があり、それは自分の初心にも繋がるお話でスッと胸に沁み込んでくるように感じられました。

 

今の私の興味関心からしたら、私は園の職種で考えたら保育士というよりは、もしかしたら栄養士や看護師の方に近いのかもしれません。同じように子どもたちの幸せな未来をと考えた時に、どのような視点や切り口でそこに参画していきたいのかを思えば、全てをオールマイティに行える人になるよりも、その人の興味関心や、面白い楽しいと思えることからまずはアプローチしてみるということが、保育園でも同じく、様々な職種、多様なその人らしさが活きる働きのようにも思えます。

 

私は家庭で少しずつ食について改善をはかっていますが、F先生のお話しからすれば、子ども同士の関わりや大人と子どもの距離感など、見守る保育のメソッド的な話だけではなく、例えば甘酒をひとつ作ることでさえ、それは見守る保育と言えるのかもしれません。先日、娘が空手の初段に合格したこともあり、私自身も今まで以上に武道の実践を深めようと、この一ヶ月も様々な動きをしてみました。これがどのように見守る保育、人間の本来の生きる力に繋がっているのかを自分なりに探求していきたいとも思っています。カグヤとしての子ども第一義、そして自分の初心から物事を深め、想いを伝えていきたいと思います。

 

 

ビジョンリスナー

大河内 盛友